チャットレディの仕事と切って離せないのがやはりエロ体験でしょう。

アダルトはもちろんですが、ノンアダルトのライブチャットサイトでも高確率でエロ系のお客さんには出会います。

正直なところ、ノンアダルトのライブチャットでもお客さんのうち約七割くらいはエロ系、出会い目的のお客さんです。

残りは2割がエロ目的じゃなさそうに見えて上手にエロに導いていくお客さん、0.5割が普通の話をしにきた稀有なお客さんで、最後の0.5割はスタッフさんや担当さんです。※個人的感想です

ちなみにお客さんに「なんでノンアダでエロ要求やるんです?」と興味本位で聞いたことがあるのですが、その時のお客さんの回答は「小学生男子の心理です」とのことでした。

まぁ、なんとなく気持ちはわかる。

さてさて、少し話がずれてしまいましたが今回は私がチャットレディやっていて経験したエロ体験の思い出をご紹介します。

私の体験した思い出ではありますが、お客さんの思い出でもあります。

お客さんからは若干のフィクションを混ぜることを条件にご紹介する許可をいただきました。

また、この話を書くにあたって「男性器なんて表現されたいです?ちんこ?ちんぽ?おちんちん?陰茎?陽根?」と聞いたところ「おちんちんでお願いします」と食い気味に言われたので、以後男性器の呼称は全部おちんちんで統一しています。

 

お客さんのオナニーを視姦するだけの簡単なお仕事です。

多分これが私が経験した中で一番何が起こったかよくわからなかったけど一番おもしろかったエロ体験です。

チャットレディのプロフィールでは、自分の身長や胸のサイズ等を詳細に公開できます。

これがきっと「身長:ひくい 体重:かる~い 胸:ぺったんこ」のようなシスタープリンセス仕様(毎度例えがゲームで申し訳ありません)ならばきっとこのエロ体験は起きなかったでしょう。……いや、そうでもないか?

 

公開していたプロフィールを参考に恋人を作ったお客さん

チャットレディを初めて数か月たった頃でしょうか、よく相手をしていただいたお客さんからメールが届きました。

「見せたいものがあるんだけど、近々お話できないー?」

とお呼ばれされたので楽しみにしながら時間を決めて待ち合わせ。

当日、チャットで合流するとさっそく双方向カメラになりました。

普段は、2ショットで簡単な会話をするだけなので、(おぉ、このお客さんとは初カメラだ!)と思いながら笑顔で「こんばんはー!」と手を振ると

「こんばんはー!」という明るい声と共に左右に揺れて私に挨拶をするゆるく勃起したおちんちんが現れました。

今まで「今日はこんなことがありましてねー」とか、「最近はまってる物はですねー」とかの普通の会話しかしたことがなかった方だったので割と動揺して、「……息子さん共々お元気そうでなによりですー」とあってるのかあってないのかわからない返事をしてしまいました。

「いやぁ!今日はねぇ、来てくれてありがとうね!……はァ……いいものが届いたからね、すぐに見せてあげたかっ……んっ……だよぉ!」

若干荒めの息で、すごくテンション高めにたまにおちんちんを硬くしてピクピク動かしながら伝えてくる。

反応に困ったのは言うまでもないと思います。

「見せたいものを持ってくるからちょっとまっててね」と荷物を取りに行くお客さんに

(見せたいものっておちんちんじゃなかったんだ……)とさらに困惑が強まったところにお客さんが戻ってきました。

割と大きい全裸の人形……そう『ラブドール』をお姫様だっこしながら。

 

ラブドールとは

ダッチワイフの一種でシリコン等で出来ていたりするリアルなものです。

エロい、そして高い。

局部にオナホール等がつけられます。

個人的にはオリエント工業さんのラブドールは芸術作品だと思います。

「んふふふふ……作っちゃったぁ……!これね、君のプロフィールの情報で近いやつ選んだの」

「ふぁっ!?これ作ったんですか!?」

というわけで、お客さんが私に見せたかったものとは

私のプロフィール情報を基に作成したラブドールだったのです。

一瞬頭の片隅で「よかった!プロフィール結構ごまかしてて!!」と思いました。

 

そして、始まるお客さんとラブドールのセックス

「やー……すごいですねぇ!ラブドールうわぁ、すっごいなぁ……!」

あまりの出来事に凄い以外の語彙が消えた私。

お客さんは嬉々として「やっぱり魅力的なおっぱいだよねー!」とパーツを触りながら逐一説明をしていくが頭に入りませんでした。

説明がひと段落したあと、お客さんは私に荒く息を弾ませながら軽くおちんちんをしごきつつこう言いました。

この子と、俺の初夜を見届けて欲しいんだよね!

これが予想可能不可避という奴……か!

「自分のおちんちんの具合とかラブドールの具合とか全部口に出して実況してくれるんでしたらいいですよ!」

というわけでなぜか自分と似たサイズのラブドールとお客さんがセックスするのを見届けるというお仕事をすることになりました。

ラブドールの右横に座ってラブドールの右手を自分のおちんちんの近くまで導いた後、

お客さんはラブドールの手に少量のローションを垂らして、ラブドールの手に擦り付けるようにして疑似手コキを行いました。

「今ね、しきりちゃんのおててに俺のちんこが触れてるよ、ローションでぬめぬめしてて気持ちいいよ、しきりちゃん」

(あ、そのラブドールの名前それにしちゃうんだ……!?)と思いながら「そうなんですね、続けてください」と腕を組みながら真顔で見つめる私。

ローションとおちんちんがこすれて空気が混ざる音というんですがね、ぬっちゃぬっちゃという音とお客さんの「アッ」とか「しきりちゃん、しきりちゃん」という漏れる喘ぎ声や連呼される人形の名前を聞きながら

実況がとまりかけると「実況は?止まってますよ?」と促したりしながら一度お客さんがイくのを眺めました。

「見てみて!!出たよ!しきりちゃんのおててに俺の精子!!」

息を荒げながら先程より少し萎えたおちんちんの亀頭に指をつけて出した精液とカウパーが混じったものが糸を引くのを見せたり

ラブドールの手に出た精液を見せたりしてくれました。

「……これで終わりです……?」

「いえ!これからが本番ですね!!ちょっと待っててね、もう一回大きくするから……あ、なんだったらしきりちゃんおっぱい見せてくれてもいいんだよ?」

「ここノンアダルトなんでおっぱいの露出はダメですねぇ!」

「だよねぇ!知ってた!」

あははって笑いながら自分のおちんちんに精液をのばしてまた音を立てながらおちんちんをしごき始めました。

「なんか、すごいなぁ。手コキからのSEXとかなんか自分と同名の女優が出ているAVか同人誌かなんかみたいだなぁ。」

「俺としては本物のしきりちゃんとヤりたいけどね!」

「あはは……、私は嫌です」

「しきりちゃんの安定の塩対応に俺興奮しちゃう!ほら、みてみて。おちんちんもしきりちゃんの拒絶に喜んで震えてるよ!」

ラブドールのオナホール部分とお客さんのおちんちんが見やすくなるようにWebカメラとラブドールの位置をかえてこれから行う行為が良く見えるように調節すると

何度かオナホールの入り口部分を指でなぞったり、オナホールの中に入っているローションをすこしかきだしながらお客さんは私に話しかけてきました。

「しきりちゃんのここも俺とのエッチが楽しみで濡れてきてるねぇ……リアルしきりちゃんはどう?濡れてたりする?」

正直若干の恐怖感が無きにしも非ずだったので「やー……濡れてないですねー……ごめんなさい、性欲薄くて。」と軽く首を振って私は否定しました。

「そっかー……。まぁ、でも俺の目の前にいるしきりちゃんは濡れてるから問題ないね!」

大分大きさを取り戻したおちんちんを「あー……、しきりちゃんのおまんこぬるぬるしてる、気持ちいい……」と

お客さんは数分程オナホールの入り口の割れ目にそうようにこすりつけながら気持ちよさそうにした後、これから挿入するという態勢になりました。

「それじゃあ……俺、これからしきりちゃんの処女、食べちゃうね。実況もするからちゃんと見ていてね!」

「な、なんか、お客さん、いつもよりとっても気持ち悪いですね」

「あっ、すっごい褒め言葉!よけい興奮しちゃう」

これがどMというやつか……!)と思うと同時にお客さんのおちんちんが若干ぴくって跳ね上がりました。

「ちゃんとしきりちゃんも処女喪失の瞬間楽しんでねー!」

カメラの映像が揺れて、お客さんのおちんちんとオナホールが上から見えるように手で持ってくれているようでした。

私は、本当にどこの素人カップルのハメ撮り見てるんだろうという気持ちでいっぱいいっぱいでした。

「いくよ……あぁぁああ……すごい、しきりちゃんのおまんこがすいついてくるよ……俺、しきりちゃんの中におちんちん埋めてるよぉ……」

吐息と「ぁあぁぁ……」って声をたまに漏らしながらお客さんはオナホールにおちんちんをゆっくりと腰を前後に小刻みに動かしながら奥へと挿入していきました。

最初のうちは疑似手コキの時と同じく自分のおちんちんの様子やオナホールの感想を言っていたのですが、徐々に言葉がなくなっていき、何分か経った時には体があたったのか、お客さんのWebカメラが落ちてしまいました。

何度か、こちらから「お客さん!カメラ、おちちゃったみたいです!」と声をかけても、オナホールに夢中になっているのか聞こえないようでした。

とぎれとぎれに人形の名前を呼び、ぐぽっ、ぐちゃっといったオナホに夢中におちんちんを濡れたような音とお客さんの声、そして揺れるラブドールの姿、お客さんの足だけが見える状態になっており、まるで他人の家のセックスをのぞき見している気分で正直ちょっとだけ興奮しました。

 

まさかのここで!

徐々に粘着質な音とお客さんの息が激しくなっていきってところでまさかのお客さんのポイント切れによるログアウト。

そのため、面白くて興奮してきたところでご飯を持ってかれてしまった気分たっぷり。

思わず「ちくしょう!ここで切るのはずるい!」って叫んだレベルです。

その日は結局、メールでその後どうだったか、今日はありがとうといった内容のメールを送って終わりました。

ちなみに不思議なことにこの体験以降、何度かこのお客さんとチャットしたのですが、その後一切エロいチャットになってないです。

 

切っても切れないエロ体験。

というわけで、尻切れ蜻蛉ではありますが、これが私がチャットレディの仕事中に起きたエロ体験の思い出です。

他にあったのだとなんだろう……「女装しておむつ履いてオナニーするので見てください」とか、「排泄する瞬間を見守ってください」とか「俺の射精管理してください」とか……かなぁ。

あれ……M系のお客様が多い……?

ただ要望として一番多いのはなんだかんだで「オナニー見せて!」っていうのが圧倒的に多いですね。

主導的に何か動いたりとか、脱いだりとかがなく実質的なエロ行為の対象が私というよりラブドールなので、あまりエロくはない思い出かもしれませんが……。まぁ、「こんな体験することもあるよ!」というなんかの参考になったら幸いです。